多用厳禁!5秒/km上げるテーピング

2020年12月2日


今回は「大会本番」や「タイムを出したい」などここぞという時に貼ってほしいテーピングについて!
このテーピングを貼ることで1km辺り5秒上げられるような感覚を得られます。
テーピングで狙う働きは、「親指で蹴りだせる動き」を引き出すこと!
人の体は足の指先から頭のてっぺんまで動きは連動します。
母指球でしっかり蹴れるだけで、足首・膝・股関節が連動し、驚くほど進めるようになります!
・ベスト更新を目指す方
・何かのレースに出ることを目指している方
・怪我なく走れるようになりたい方
・靴の裏が小指側がよく削れる方
そんな方におすすめです!
テーピングの狙いも解説しているので最後までご覧ください!
テーピングを貼る前に爪先立ちをして足首の機能のチェックをしておきましょう
小指側にふらつくような感覚がテーピングを貼ることで親指でしっかり支えられるようになります!
今回は左右の足を比べ、特にふらつきやすい方にテープを貼ってみてください!

テーピングの種類

今回は、足裏から足の甲にかけて、テープを貼っていきます!
1枚のテーピングで完結します!

➀テープの貼る位置


20cm程度のテーピングを用意します!
テープは親指横からスタートします
そこから小指側に向けて、指の付け根の膨らんだ部分のやや下にテープを貼り
足の甲側に抜けてテープを止めます。

➁テープを貼る


先端5cm程度の剥離紙を先にとって仮留めをしておきます。
そこから残りの剥離紙を取って少し強めに引っ張りながら小指側に向けて貼っていきましょう
小指側に向けて引くことで親指が前に捻れるのが分かるかと思います!
この引っ張る強さは、何度か試して調整してみてください!
そのまま足の甲に流していきましょう!
テーピングはこれで完成です!
爪先立ちをしてチェックしてみてください!
親指に体重が乗りやすくなっていればOKです!

このテーピングの狙い

テーピングの意味を理解しておきましょう!
そうすることで貼る時のちょっとした力の入れ方が上手になります!

➀出したい足の動き

親指で地面を押す動きは、
親指側を内側に捻り、逆に小指側を外側に捻る動きのこと! (外反の動きを撮影)
テープを親指横から小指にかけて引っ張りながら貼ることでこの動きを引き出します。 (テーピング動画から引き出す)

この働きをする筋肉


親指側に地面を押すこの動きは本来筋肉で行われます!
その筋肉は「腓骨筋」と呼ばれる筋肉です!
すねの外側の腓骨というほねから足裏にかけて走る筋肉で、
この筋肉が力発揮することにより親指側に体重を乗せられるようになります!
先ほどの足首をひねる動作を行うことで鍛えられます!
10回~20回程度を行ってみて下さい!

多用厳禁なわけ

実は、、筋肉がきちんと働けば、テーピングは貼る必要はありません!
冒頭で大会の時などここぞの時にだけにしてください、とお伝えしたのはそれが理由です!
テーピングは筋肉と違って自分の意思でコントロールできるものではありません。
今回は親指側に体重を乗せるテーピングですが、ランニング中には、逆に小指側に捻りを出したい場面もあります。
筋肉であれば必要な時だけ力発揮すればよいのですが、テーピングだとずっと親指側に捻った状態となってしまいます!
ここぞというときだけであればそれで、パフォーマンスは上がり結果につながりますが、
練習からそれを続けてしまうのは、筋肉をうまくコントロールできなくなってしまう可能性があり良くないというわけですね!
このテーピングに限らず他のテーピングもですが!
テーピングは筋肉の補助として活用し、故障明けの初期の段階程度や今回のように大会の場面だけにしておき、
トレーニングで筋肉がきちんと活動するようになればテーピングから卒業していきましょう!

まとめ

今回、ここぞというときにパフォーマンスを高めるテーピングについて解説していきました!
腓骨筋という筋肉のサポートをするテープで、 親指側に体重を乗せしっかり地面を蹴りだします!
ただ、普段からテーピングに頼るのではなく、テーピングはあくまで筋肉の補助であることを理解し
まずはトレーニングで力発揮できることを心がけるようにしていきましょう!!