ランニングにおいてスピードに関係する要因は一定時間当たりの歩数（ピッチ）×一歩の距離（ストライド）です！
ピッチとストライドの詳細はこちらから
今回はその中でもでピッチについて詳しく解説していきます！
足の回転数を上げるには「止める」「切り替え」
ピッチを分かりやすく言い換えると
「着地してから、足を後ろに回し、また同じ足で着地するまでの1クール」
これをどれだけ速く回転させられるかということ！
ただ回転数を上げるだけであれば、もも上げだけしていれば一番早いですが、その場で居続けるだけで進みません。
つまり、きちんと進むフォームを維持したまま、いかに足を回転させられるかが重要になります！
そのために必要な要素は「止める」と「切り替え」でした！
2段階に分けてみていきます
まずは「止める」
動きが切り替わる前には、その動作の加速度が0となります（止まる）
一瞬なので、止まったことが分からないですが。
勢いに対して筋力で速度を落としていきます
そして、反対の動作へと動きを「切り替える」
動作が勢いで流していた方向と反対に切り替わります！
なかなか分かりにくいと思いますので実例とともに見ていきましょう！
前方への加速から後方への切り替え
足を前方に振り上げた状態から後方へと切り替えていく局面です！
写真のように、胸を張った姿勢で止められることで着地に向けて動作を切り替えることができます！
止められないと背中が丸まります
止めるためのトレーニング
前方の動作を止めるのに重要なのは腸腰筋
➀ニーアップ
胸を張って前傾姿勢を保った状態で足を引き挙げます
切り替えるためのトレーニング
ハムストリングを使って後方へと動きを切り替えます
➁キックバック
後方への加速から前方への切り替え
足を後方にに振りだした状態から前方へと切り替えていく局面です！
止められないと背中が反ってしまい、いわゆる足が流れてしまった走りとなります
止めるためのトレーニング
後方の動作を止めるのに重要なのは腹筋
➀仰向けレッグレイズ
背中を床から離さずゆっくり降ろしていきます
切り替えるためのトレーニング
腸腰筋を使って足を引き挙げます
➁仰向け引き上げ
切り替え速度を爆発的に上げる
上記で筋肉量を増やし、それをランニングの動きに連動させます！！
伸ばした筋肉を瞬時に縮めるトレーニングをプライオメトリクストレーニングといい、爆発的な速度を生み出します！
先ほどまでのトレーニングの効果をプライオメトリクストレーニングを入れて切り替え速度を高めていきましょう！
➀スタンプ
➁壁あり引き上げ
まとめ
ピッチを高めるための「止める」「切り替え」を上手にするためには強い筋力が必要です！
そして、それをランニングに活かすためには後半に記載したプライオメトリクスのトレーニングで爆発的にパワーを生み出しましょう！
そうすることでピッチを高め、スピードアップを目指しましょう！！